【比叡山 延暦寺にて、奉納演奏を終えて】

5月25日(日)
世界平和を祈る「大護摩焚き」の法要が行われたこの日、
天台宗の総本山・比叡山 延暦寺にて、
13名の門下生と共に、二胡の奉納演奏をさせていただきました。

舞台は、天台宗の本堂であり、世界文化遺産でもある根本中堂。
ご本尊である薬師如来様に向けて
音を捧げさせていただいたこの機会は、
私たちにとって畏敬と感謝の念に満ちた時間でした✨

思い返せば8年前、延暦寺会館に初めて宿泊し、早朝6時の読経に参加したとき、
根本中堂の内陣に響き渡る僧侶の皆様の荘厳な声明に心を打たれ、
思わず涙がこぼれたあの瞬間——
その時の感動は、今でも胸に深く刻まれています。

そんな場所で、こうして音を奏でさせていただけること。
私たちの演奏場所である中陣は、天皇陛下が御座される玉座もある、まさに特別で神聖な空間です。
今年で三度目の奉納となりましたが、毎回、
「私はこの場にふさわしい人間であるか」
「生徒の皆さんに対して、指導者として誠実に在れているか」——
そんな問いが胸に立ち上がり、自らの未熟さを見つめ直す、大切な内省の機会にもなっています。

生徒の皆さんも、初参加の方も再参加の方も、
それぞれに緊張しながらも、
「一生の思い出になる経験ができた」と、口々に喜びの声を伝えてくださいました✨

また、ご参拝の方々からも「感動しました」「涙が出ました」といった感想をいただき、
もし私たちの音色が、ほんのひとしずくでも癒しの波紋を届けられたのなら、
それほど嬉しいことはありません😌

午後からは、大阿闍梨様による大護摩焚きの法要に参列。
祈願や先祖供養の護摩木が、荘厳な読経の中、
勢いよく燃え上がる炎へとくべられ、
天とつながるような祈りの場が、私たちを包み込みました🔥

そして最後には、僧侶の皆様によるお加持。
まるで心身が浄化されるような、尊く貴重な体験でした🥹

一つ一つの場面が魂に刻まれ、
「音を捧げる」とはどういうことかを、改めて深く問い直す一日となりました。

このような機会をくださった小寺法務部長様、森定先生、若松先生に、心より感謝申し上げます。
これからも、音を通して祈りと癒しを届けられるよう、日々精進してまいります✨

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