10月15日(土)は、やまかわ さとみさんが総合プロデュースされた舞台
「いきいき脳・能狂言〜100歳まで元気〜」に
スタッフとして参加させていただきました!

平均寿命が伸びた現代だからこそ抱える、認知症という社会的テーマ。

認知症のお父様の介護も経験されたさとみさんが新作狂言という形で、
認知症の方の症状や現象を分かりやすく、また面白く表現。
閻魔に悪事を追求されていた夫を、最後には介護に疲れていた妻が強さを発揮し、認知症があったことで助かるという心温まるお話しの展開に、
鑑賞後には認知症に対するイメージがすっかり変わっている、
そんな素敵な舞台でした✨

その後行われた対談では、
認知症に特化した病院で30年以上の実践を積まれている吉田勝明先生と、
日本脳神経外科学会専門医で海南病院名誉医院長であられる山本 直人先生のご両名の先生から、
認知症に関して専門的で実践的なお話しがありました。

とてもご高明な先生方なので、医学的な堅苦しいお話しなのかと身構えておりましたが、
先生方がいかに常日頃から患者様のことを考え
医療に携わってこられたのかがよく分かる愛のあるお話しやエピソードばかりで、心がとても温かくなりました☺️
認知症の方にも笑いが大事なお話しや、アートの力のお話しは、アーティストとして自分にも何か出来るのでは?と勇気をいただきました。

また“認知症は怖い”“恥ずかしい”などという印象も確かにありましたが、
家族だけでなく地域で支える、社会全体で認識を変え支えていく、
そういう日本になっていくべき、という強いお言葉に、
一人一人の意識の持ち方が大事なのだな、と自分ごととして認知症を捉える意識になりました。

私個人的には、名古屋第一赤十字病院で看護師をしていた時に、自分の担当患者さんを救急車に同乗して海南病院まで搬送したこともあり、
交流がよくあった海南病院の名誉院長先生、また副院長の岡田先生とお話しさせていただけたことは感慨深かったです😊🍀

また、さとみさんからこの企画をお聞きした時に、認知症と同じく、精神症状が起こるICUシンドロームについて、かつて看護研究を行い集中治療学会で発表したことを思い出しました。
その時の研究テーマは、ICUシンドロームで不穏状態と判断された患者様の記憶や意識の有無、内的体験についての調査でした。
今は専ら、音の波動が人の意識にどう影響するか、を自分のテーマにしていますが、人の意識や内的なものに興味があるのは24歳の頃から今も変わっていないのだな、と実感します。

様々な視点から沢山の学びをさせていただき、貴重な体験をさせていただいた1日でした✨✨✨
ありがとうございました😌